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NAKANIWAワークショップイベント「春のお花で作るフレグランスブーケ」レポート

作成者: NAKANIWA|2026.06.01

中央⽇本⼟地建物グループのR&D拠点「NAKANIWA」は、森林をイメージしたユニークなワークプレイスであり、オフィスの付加価値を高める空間づくりの実験の場でもあります。このNAKANIWAでは、中央日本土地建物グループの担当者が企画する、社員のサステナビリティ意識やワークエンゲージメント向上などを目的としたワークショップイベントが、定期的に開催されています。今回は、春の訪れを楽しむのにぴったりな「春のお花で作るフレグランスブーケワークショップ」を取材してきました。

虎ノ門の森ではたらく「NAKANIWA」

NAKANIWA は、中央⽇本⼟地建物グループが⽬指す「新しいワークプレイス」および「オフィスの付加価値向上に資する空間」を開発するためのR&D拠点です。2023年10月のオープン以来、特に「インフォーマルな空間で⽣まれる付加価値」に着⽬し、社員が実際に利用する中で、居⼼地の良さやそこから誘発されるコミュニケーション・創造性・⽣産性・エンゲージメント向上などの可能性を検証しています。 また、山梨県⼭中湖村にある中央⽇本⼟地建物の保有林の間伐材を⽤いた内装づくりや、神奈川県平塚市にある保有林の植生をイメージした植栽計画を通して、利⽤者が森林や⾃然とつながるきっかけづくり、環境配慮やサステナビリティに対する意識醸成、そこから⽣まれる交流発展を図っています。

保有林の竹かごに春の香りを フレグランスブーケワークショップを開催

2026年3月、NAKANIWAのテーブルには色とりどりの花が並べられていました。今回のワークショップは、香り豊かな春の花材を束ねる「フレグランスブーケ」を楽しむイベントです。

NAKANIWAの空間デザインを担当するparkERsの高木さんより、はじめにイベントの説明が行われました。「完成した作品という“手元に残るもの”を通じて、日常の中でもその時間を思い出してもらえたらという思いから、季節に沿ったワークショップを重ねています」。

現在、保有林のある山中湖周辺をはじめ各地で、管理されなくなった竹林の拡大が課題となっています。 今回使用する竹かごは、そうした放置竹林の整備から生まれた竹素材を有効活用する取り組みの一環で作られたものです。
高木さんからは、本来廃棄されるはずだった間伐材を再利用した、環境に配慮されたイベントであることが示されました。

続いて、メイン講師を務めるparkERsの後藤さんが登場し、テーブルに並んだ花材の紹介が始まりました。「春の花は香りがいいものが多いのですが、それをご存じの方は意外と少ないんです。桜が主役になる前の、いま楽しんでほしいものを今日は集めています」。

用意されたのは、スイートピー、スズラン、フリージア、スプレーバラ、リューココリーネ、ハゴロモジャスミン、ローズゼラニウム、ミントの8種。甘い香り、スパイシーな香り、ハーブ系の清涼感など、それぞれ異なる個性をもつ花々を前にすると、皆さん自然と笑顔になり、会場が華やぎます。

自分だけのブーケを束ねる 選ぶ楽しさ、悩む楽しさ

花材の説明が終わると、待ちに待った花選びの時間。参加者それぞれが気に入った花を手に取っていきます。好みの花材を5種ほど選ぶのが基本の流れですが、何を主役に据えるかは本人の感性に委ねられています。

参加者に話を聞くと「ホワイト一色で包みたい」「小さな頃から好きな、紫を主役に」など、まさに人それぞれ。自分なりの基準で花を選ぶことで、ワークショップに個性が生まれていきます。

花を選び終えたら、束ねる前の下準備に入ります。余分な葉を取り除き、茎の長さを竹かごに合わせてカット。普段花に触れる機会があまりないのか、ハサミを入れる瞬間はおっかなびっくりといった様子の参加者も。長さが揃わないとブーケのバランスが崩れるため、一本一本を慎重に確認しながら、じっくりと時間をかけて作業を進めていきました。

春の香りを纏ったブーケが完成 心地良いコミュニケーションの起点に

下準備を終えた参加者たちは、いよいよブーケを束ねる工程へ。後藤さんの「背の高い花を軸にして、周囲に添えていくようなイメージで組んでみてください」というアドバイスのもと、思い思いに花を手に取りながら束を組み始めました。

後藤さんや高木さんも参加者のもとを訪れ、ブーケの仕上がりを見ながら言葉を添えていきます。「スズランが埋もれてしまうと春らしさが出ないので、少し高めに配置してみてください」。アドバイス通りに調整すると、パッと明るくなったブーケの変化に驚く参加者の様子が印象的でした。

束ができたところで茎を輪ゴムで留め、エコゼリーで茎元を保護。薄い和紙で花束を包んでいきます。最後に麻紐をきゅっと結べば、自分だけのフレグランスブーケの完成です。

「私のと雰囲気が全然違う」「メリハリのある色合いで素敵ですね!」。出来上がった作品を称賛する声が飛び交い、NAKANIWAの空間があたたかい言葉で溢れていきました。

竹かごの質感と春の花のやわらかな色みが組み合わさった作品は、ひとつとして同じものがありません。参加者たちは完成したブーケをテーブルに並べ、写真を撮り合ってワークショップを終えました。

参加者から話を聞くと、「部署は違うけど、仲良しの2人組で参加しました。チョイスする花の種類や束ね方など、気づけばほとんど似てしまっていたのが面白かったです」と、共通する感性を確かめ合った感想も。

また「思っていたより上手にできたので、ウキウキで持ち帰ります。玄関、リビング、寝室……どこに飾ろうか悩むことすら楽しいですね」と、本イベントをたっぷり堪能した様子です。さらには、花を介して周囲の人とコミュニケーションを取る時間の心地良さに気づき、次回のイベントへの意欲をにじませる参加者の姿もありました。

いましかできないワークショップ NAKANIWAだからこそできる体験を重ねたい

今回のイベントを企画したparkERsの小菅さんに、春の花を題材としたワークショップにした理由を伺いました。

「春の花は、桜が咲き始めるとお花屋さんから一気に姿を消してしまうんです。3月下旬のこのタイミングだからこそ、香りのいい春の花を集めて皆さんに届けたいと思いました」。

ワークショップの難易度については、「難しくなりすぎないように設計した」と語る小菅さん。ただ、花材の長さや形がそれぞれ異なるため、束ね方に工夫が必要な場面もあったと振り返ります。今後は、中央日本土地建物の保有林を活用したワークショップにさらに力を入れていきたいとのこと。資材を保有林から集めるなど、NAKANIWAだからこそできる体験の規模を広げていきたいと話してくれました。

まとめ

保有林の間伐材から生まれた竹かごに、この季節だけの花を束ねる。NAKANIWAが大切にしてきた環境への意識と、働く人の豊かな時間への思いが、ひとつの作品に凝縮されたワークショップでした。

完成したブーケを手に笑顔で会場をあとにする参加者たちの様子が、その手応えを物語っていました。季節とともに更新され続けるNAKANIWAのワークショップが、次にどんな体験を届けてくれるのか、楽しみに待ちたいと思います。

parkERs公式HP: https://www.park-ers.com/