NAKANIWA エコ・ウェルネスキャンペーン「NAKANIWAで森をそだてよう」

NAKANIWA エコ・ウェルネスキャンペーン「NAKANIWAで森をそだてよう」

中央⽇本⼟地建物グループのR&D拠点「NAKANIWA」は、同社の保有林をイメージした緑豊かで気持ちの切替えを促すインフォーマルワークプレイスであり、オフィスの付加価値を高める空間づくりの実験の場でもあります。このNAKANIWAでは、中央日本土地建物グループ社員の皆さんがNAKANIWAを利用することで、環境や健康への意識を高められるキャンペーンが実施されています。今回は、キャンペーンの内容や、実施の様子について取材してきました。

 

虎ノ門の森ではたらく「NAKANIWA」

NAKANIWA は、中央⽇本⼟地建物グループが⽬指す「新しいワークプレイス」および 「オフィスの付加価値向上に資する空間」を開発するためのR&D拠点です。
2023年10月のオープン以来、特に「インフォーマルな空間で⽣まれる付加価値」に着⽬し、社員が実際にワークプレイスなどとして利用する中で、居⼼地の良さやそこから誘発されるコミュニケーション・創造性・⽣産性・エンゲージメント向上などの可能性を検証しています。
また、山梨県⼭中湖村にある間伐材を⽤いた内装づくりや、同社の保有林をイメージした植栽計画を通して、利⽤者が森や⾃然とつながるきっかけづくり、環境配慮やサステナビリティに対する意識醸成、そこから⽣まれる交流発展を図っています。

エコ・ウェルネスキャンペーン「NAKANIWAで森をそだてよう」とは?

NAKANIWAのドリンクコーナーの片隅に置かれているタブレット端末は、今回のキャンペーンの「森をそだてる」仕掛けを担っています。

NAKANIWAのドリンクコーナーの片隅に置かれているタブレット端末

画面に「じょうろ」のアイコンが表示されており、これは10種類の「NAKANIWAらしい行動(推奨される行動)」を表しています。

  • NAKANIWAに来た
  • トイレ照明オフ・配線等の整理整頓
  • NAKANIWAの健康食で朝食
  • なるべく階段を利用
  • 体重計や血圧計で体調を管理
  • ゴミの分別や削減(マイボトル等)
  • 落ち葉拾い・植栽に霧吹き
  • お昼休憩に仮眠でリフレッシュ
  • スタンディングミーティング・バランスボール利用
  • 他部署の社員とNAKANIWAで会話

NAKANIWAに訪れた社員が、その日に実践できた「NAKANIWAらしい行動」のアイコンをタップすると、タブレット端末内のアプリにて所定のポイントが貯まり、中央にある樹木が徐々にそだっていきます。

その日にそだった木は「〇月〇日の木」と名付けられ、1日の終了時に画面の左側に並べられ、同時にNAKANIWAらしい行動によるポイントも累計されていきます。こうして日ごとの木が並ぶことで「〇月のNAKANIWAの森」がそだち、ポイントも貯まっていくのです。

ユニークな取り組みだけに関心も高く、キャンペーンを開始した2024年1月、翌2月と連続で目標ポイントの800ポイントを達成しました! 目標達成のお祝いとして「NAKANIWAで提供している健康食の次月割引キャンペーン」や「テラリウム制作のワークショップ」、「山中湖アップルパイなど保有林周辺の地域から取り寄せたスイーツ試食、地ビール試飲、利き酒」などのイベントが実施されます。

社員が楽しみながら健康や環境への意識を高められるように

NAKANIWAの担当者によると、社員の皆さんの「NAKANIWAらしい行動」を後押しするべく、NAKANIWAでお昼の時間に健康イベントなどを開催しているそう。
椅子を使ったヨガや、リラックスのための瞑想といったゆるやかな運動もあれば、スマホアプリを利用した運動、動画を観ながらのノリノリラジオ体操といったアクティブな運動も。気軽に参加してもらえるように講師を迎えた本格的な運動ではなく、社員同士で動画を見ながら楽しく体を動かすスタイルも取り入れて実施しています。

健康イベント

また、NAKANIWAの担当者に、キャンペーンに参加されている方々の様子についても聞いてみました。 「誰がどの『NAKANIWAらしい行動』をタップしたか、といった個人データが残らない実施方法なので、気軽に参加いただけました。

NAKANIWAのヘビーユーザーになっている方だと『NAKANIWAに来たらまず「NAKANIWAらしい行動」のアイコンをタップする』というのがルーティンになっている様子も見受けられますし、『今日できそうなことをタップして、タップしたからにはやらないと!という動機付けにする』ケースもあるようです。

タブレット端末もドリンクコーナーのかたわらに設置することで、コーヒーがドリップされるまでの間にちょっとタップしてみよう!と、気負わずに参加してもらえるよう工夫しています」とのこと。さらに「今回のキャンペーンは人事部や総務部からの意見も取り入れながら作り上げた企画です。気軽に参加できる企画を通して社員に『NAKANIWAで軽く体操をしてから業務をしよう』、『NAKANIWAで植栽に水やりをしてリフレッシュしよう』といった、健康や環境にまつわる行動が定着していったらいいと思います」といいます。

まとめ

取り組みを強いることもせず、1人ひとりが自主的に楽しめる仕掛けで自然に環境・健康への意識を高め、実践していけるように。そしてイベントやワークショップが、意識を高めるきっかけとなるように。こうしてNAKANIWAを中心に生まれる環境・健康を意識したキャンペーン、この先の取り組みも楽しみですね。

NAKANIWA

ライター:NAKANIWA

執筆者