NAKANIWA ワークショップイベント「お月見フラワーアレンジメントで十五夜を感じてみよう」レポート

NAKANIWA ワークショップイベント「お月見フラワーアレンジメントで十五夜を感じてみよう」レポート

中央⽇本⼟地建物グループのR&D拠点「NAKANIWA」は、森林をイメージしたユニークなワークプレイスであり、オフィスの付加価値を高める空間づくりの実験の場でもあります。このNAKANIWAにて、中央日本土地建物グループの担当者が企画する、社員のサステナビリティ意識やワークエンゲージメント向上などを目的としたワークショップイベントが、定期的に開催されています。今回は、十五夜をより楽しめるお月見をテーマに、秋の季節感を取り入れた「お月見フラワーアレンジメント」のワークショップイベントを取材してきました。

 

虎ノ門の森ではたらく「NAKANIWA」

NAKANIWA は、中央⽇本⼟地建物グループが⽬指す「新しいワークプレイス」および「オフィスの付加価値向上に資する空間」を開発するためのR&D拠点です。
2023年10月のオープン以来、特に「インフォーマルな空間で⽣まれる付加価値」に着⽬し、社員が実際にワークプレイスなどとして利用する中で、居⼼地の良さやそこから誘発されるコミュニケーション・創造性・⽣産性・エンゲージメント向上などの可能性を検証しています。 また、山梨県⼭中湖村にある中央⽇本⼟地建物グループ保有林の間伐材を⽤いた内装づくりや、保有林の植生をイメージした植栽計画を通して、利⽤者が森林や⾃然とつながるきっかけづくり、環境配慮やサステナビリティに対する意識醸成、そこから⽣まれる交流発展を図っています。

特別な日をとことん楽しむためのワークショップを開催

2024年9月、NAKANIWAではランチタイムを利用してイベントが行われました。NAKANIWAの空間デザインを担当するparkERsさんを講師に迎えて開催したのは、「お月見フラワーアレンジメント」を楽しむワークショップです。

お月見をモチーフにした華やかな会場へ集まった参加者たちへ、講師の一人であるparkERs堀部さんが問いかけます。「みなさん、今日は一体何の日でしょうか?」

parkERs堀部さん

なんと、本イベントが開催された日は、今回のテーマである「 お月見フラワーアレンジメント」にぴったりの十五夜です。続けて堀部さんから語られたのは、十五夜がさらに楽しみになるような豆知識の数々。

十五夜は、1年のなかで月が一番綺麗に見える日のこと、そしてその月は“中秋の名月”と呼ばれることを聞いた参加者からは「そこまでは知らなかった」などの声が聞こえてきました。

parkERs後藤さん

参加者たちの十五夜への興味が深まったところで、parkERs後藤さんに解説がバトンタッチ。さっそく、「お月見フラワーアレンジメント」の実践スタートです。

作品を作るための花材選び

参加者たちがまず行ったのは、自分だけの作品を作るための花材選びです。秋を感じる野草の ワレモコウや、お月見のイメージにぴったりのススキなどが並ぶ豊富なラインナップから、参加者が思い思いに選んでいきます。

月に見立てたピンポンマム

「秋らしいシンプルなイメージにしようかな」など、参加者同士で作品のコンセプトを話し合う声が聞こえるなか、parkERs後藤さんからは「コツは、初めにバランスを考えておくこと」だとレクチャーが入ります。メインである月に見立てたピンポンマムは、茎を花から3cm程度下の位置で切ると、土台へ刺すときにバランスが良くなるとのことでした。

作品作りの様子

全体的なイメージを迷っている参加者に対し、講師陣が「どのように見せたいか?」で考えてみることを提案する場面も。

作業が進んでいる参加者に対しては、「真上からだけでなく、横や下から作品を覗いてみると、まだまだ刺せるところが見つかる」とレクチャー。アドバイスを受けた参加者が、それぞれの作品を見つめ直します。

自由な発想の作品たちが続々と完成

和やかな雰囲気が続くなか、お月見らしくススキを贅沢に使ったり、ピンポンマムをどれだけ際立たせるかに力を注いだりなど、まさに自由な発想の作品たちが続々と完成。このワークショップで初めて顔を合わせた社員同士も、お互いの作品を見比べながら笑顔でコミュニケーションを取っていました。

参加者からは「不器用なので不安だったけど、自由に楽しんでいるうちに素敵な作品ができました」「夢中になっているうちに、気づけばダイナミックな仕上がりに……」など、お月見フラワーアレンジメントを堪能した声が聞こえてきました。

季節を感じられる貴重な1日を逃さないように企画を立案

NAKANIWAの空間

今回イベントを主催した中央日本土地建物 設計・技術部の関根さん、そして空間デザインと講師を担当してくださったparkERsの堀部さんに、イベントを企画した背景や開催後の感想を伺いました。

設計・技術部 関根さん

「五感を通して季節を感じられるイベントにしたいと思い、parkERsさんへ相談をしたところ、9月といえば十五夜だと教えてもらったんです。そこで、月が今年で一番綺麗に見えるこの日を狙ってイベントを開催しました。全体的な感想としては、参加者同士のコミュニケーションがいつにも増して活発な印象を受けました。以前は丸テーブルへ2、3人ずつ座ってもらっていたのですが、今回は長テーブルをメインにして周囲と会話しやすい環境にしたことが良かったのかもしれません。そう言った気づきからNAKANIWAとしても、コミュニケーションを取りやすいより良い環境を目指していきたいです。」(設計・技術部 関根さん)

parkERs堀部さん

「これまでのワークショップは、初めに概要を伝えたら、あとは自由に取り組んでもらうスタンスで行っていました。ただ今回は、しっかりと土台を作りバランスを保つことが大切だったので、テクニックをメインにお伝えする意識でレクチャーをしていました。そのため、参加者同士でコツを確認し合いながら作業を進められていたことも、コミュニケーションが生まれた理由だったと思っています。ススキが咲き誇る平塚市の保有林をモチーフにした会場のなか、穏やかながら明るいイベントにできたと感じています」(parkERs堀部さん)

設計・技術部 関根さん、parkERs堀部さん

「次回開催予定の12月は、昨年大好評だったクリスマスリースを作るワークショップにしようと思っています。前回よりも装飾にオリジナリティーを出せる工夫をして、自宅や会社に飾るのが楽しみになるようなイベントにするつもりです。ワークショップでの思い出を家族や社員とも共有して、コミュニケーションに花を咲かせてくれると嬉しいです」(設計・技術部 関根さん)

まとめ

講師の方たちからは、「一人で参加する社員さんも増えてきて、だんだんとこのワークショップが社内に浸透してきた気がする」とのこと。社員同士が交流を深めたり、リラックスしたりする大切な居場所として、NAKANIWAは欠かせないものになってきているのかもしれません。

NAKANIWA

ライター:NAKANIWA

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